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2010年2月6日土曜日

脳梗塞で片麻痺に・・・介護リフォーム

今日はあるお客さんのところへ、
介護リフォームの打ち合わせに行ってきました。
知り合いのケアマネージャーさんから依頼を受けたのですが、
今回は半身麻痺のご主人(70代)と奥さんが生活しやすいように
住宅改修をお手伝いすることになりました。

ご主人が半身麻痺になられたのは約1年前。
突然の脳梗塞により左半身麻痺という後遺症が残り、
現在は施設に入院されているのだそうです。
そこで、退院後の生活のために今回の住宅改修を
決められたのですが・・・お話していると
今後の生活が不安でしょうがない様子の奥さん。
少しでもこれまでどおりの生活ができるように、
少しでも奥さんの不安が取り除けるように
お手伝いできればいいのですが。。

作業療法士から提出された資料を基に
ケアマネージャーとお客さんと一緒に打ち合わせをし、
出てきたプランはこちら↓

・トイレのリフォーム

男性用・女性用と別れていたものを
ひとつにまとめて広くし、
入り口の扉を開き戸からアコーディオンカーテンに変更。   

・トイレ内、廊下、勝手口への手すり設置

・勝手口に踏み台を設置

・寝室前の段差を解消するために、スロープを設置

片麻痺の方に使っていただく手すり(玄関など)の場合は
一般的な斜めの手すりを一本つけるよりも、
床と平行な横手すりを段差に合わせて設置する方が
負担も少なく使いやすいと言われているのですが、
お客さんのリハビリの効果もあり
「斜めの手すり1本で大丈夫です!」とのこと。
作業療法士さんとご主人からもそれで良いと言われたそうなので、
今回は斜めの手すりを設置!


要望された内容(最低限必要なもののみ)で出したプランの見積もりと、
それよりは少しお金がかかりますが、トイレ内すべてを改装し
きれいにするというプランの見積りを2種類提示しました。
せっかくの機会なので、古くなった部分も一緒にきれいにされては
どうかというこちらのご提案です。

すると・・・
なんとプランの詳細を説明する前に、奥様が

「トイレの中すべてを改装してきれいにする方でお願いします。」

と即答され、びっくり!

「いえいえ、急ぎませんのでご家族の方とも
お話して決めてください。」

と返事をし、内容を順番に説明しました。

うーん・・・
ポジティブに考えてみたのですが・・・
本日見積りを持って行くまでの間、まだ2回しかお会いしていませんが
信頼してもらえたという事なのでしょうか・・・?!
なんだかとても嬉しく思いました。

今回僕は、ご主人と奥さんの介助が楽になるようなプランを
本気で考え、実は社長とも何度も意見の違いで
バチバチとやりました。
(・・・バチバチと言っても、お互いにどうすれば喜ばれるかを
考えた上での意見の言い合いなので、良いことですよね?!)
また、福祉住環境コーディネーターである義姉は
ご主人に直接お会いするため県外にある施設を訪問したり、
作業療法士さんや娘さんともお話をしたり・・・を積み重ねて
今回見積りを作ったという経緯があります。
奥さんには2回しか会っていませんでしたが、
そんな裏での行動が信頼につながったのかなぁとも思ったり。
とにかくとても嬉しい出来事でした。

よーし!工事も一生懸命、心を込めて頑張るぞー!

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