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2012年1月25日水曜日

手すりを取付けるだけで

皆さんこんにちは!
最近は寒い日が続き、外での仕事がとても辛いと感じています。
皆さんは体調の方は大丈夫でしょうか?

昨年末からですが介護保険を使って住宅改修をする依頼が続いています。

依頼内容はというと段差の解消や開き戸から引きとへの変更、
和式便器から洋式便器への変更などがありますが、
一番多いのはやはり「手すりの取付です。

そこで今日は手すりについて書きたいと思います。

ふと僕が大工になって(3年ちょっとですが)何本ぐらい手すりの取付をしたかと考えると
数百本はやっています。
取付ける位置も色々ありますが、特に多いのは・・・
①寝室からトイレに行き用をたして帰るまでの動線に
②お風呂内を移動する時の転倒防止や浴槽の出入りに
③玄関へのアプローチや玄関ポーチ、玄関内の上りカマチという日本建築に多い段差に
このような滑りやすい、つまずきやすい場所です。

取付ける理由としては事故防止、歩行や立ち上りの補助ですが
症状にあった適性な位置に取り付けをすると本当に行動範囲が広がり、
そして介助者にとっても介護負担の軽減につながります。

当社は高齢者だけではなく、障がい者の方達にも対応できるように
日々提案、勉強や研究をしていますが、つくづく「手すりの取付」
いかに大事かを教えられます。

たとえば今まで経験した例でいうと

ケース①脳梗塞(右半身麻痺)を発症した方
(家の中を移動するのに奥さんが付き添って介助をしないと歩けない状態)
              ↓
適正な位置に手すりがある事で家の中を一人で行動ができるようになった!!
ケース②下半身麻痺(車椅子生活)の方
(トイレや入浴に家族の補助がいる状態)
              
手すりと福祉用具の組み合わせで一人でトイレや入浴ができるようになった!!
など自立できる生活ができるようになり、
そうなると本人もそうですが家族の方も前向きになるのです。

「たかが丸い棒ですが当事者にとっては無くてはならない棒なのです」

丸浜建設は、障がい者や高齢者の方の残存能力をできるだけ引き出し、
可能な限り自立した生活を送ってもらいたいと思っています。
そして本人や介助者の方々に「ありがとう」という言葉と「笑顔」を
もらえるようにこれからも頑張っていきたいと思います!!

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