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2015年4月2日木曜日

脳梗塞で右麻痺になった方の住宅改修

皆さんこんにちは!
新年度になりましたね。
出会いと別れの時期ですが元気に張り切っていきましょう(o^∇^o)ノ

さて今年の初め、知り合いのケアマネージャーさんのご紹介で
脳梗塞で右麻痺になったMさん宅の住宅改修の依頼がありました。

Mさんは地元の病院に入院中で4月に退院予定との事でした。

1月末一時外泊されるという事でそれに合わせて
リハビリ担当の作業療法士さん、ケアマネージャーさん、福祉用具のレンタル業者さん、
と丸浜スタッフで打合せをし本人さんの状態、家の間取りや周辺の状況などを調査しました。

このお宅は家が道路より高い所に建っていて急で長い坂がある為に
家に上がるのも大変な状況でした。

Mさんの状態ではとても歩いて登る事ができないので車イスを使うのですが、
普通の車イスでは上がったり下りたりする事が出来ない程の急勾配でした。
※すごく力のある方が介助されるなら可能かもしれないですが
下りる時は乗っている本人も恐ろしいですし手を離してしまったら
下に真っ逆さまでとても危険です。

そこで今回は走行を補助をしてくれる充電式の電動車イスをレンタルして介助する事になりました。

丸浜の担当はというと玄関ポーチと玄関内の上がり框に20cm~25cm程の段差があるので
玄関ポーチに段差10cmの階段新設、段差12cmの踏み台設置、
玄関、廊下、トイレやお風呂に手すりの取り付けをさせてもらう事になりました。

玄関内は台形の踏み台を設置する事になりましたが既製品が無いので
現場の寸法にあわせて作らせて頂きました(* ̄ー ̄)v
3月になって家の改修した部分と福祉用具や福祉機器を
体験してもらう為に一時外泊する事になりました。

再度リハビリ担当の作業療法士さん、福祉用具のレンタル業者さん、
丸浜スタッフが集まってMさんが在宅で生活できるか検証しました。

まず車から降りて急な坂を電動車イスに移って楽に坂は登っていきます。
上りきるまでに10cm程の段差が3箇所あり、車イスの操作に慣れている人なら補助機能とウィリーを使って上手く越えていけるのですが介助するご家族の方には難しく負担が大きいので
相談の結果追加工事でスロープを作る事になりました。
一時外泊の様子



次に玄関ですが・・
手すりを使って上手く家に上がれる事ができました。
ただ靴を脱ぐ時に時間が掛かるのでイスを置き、手すりを上手く使って立ち座りしようという事になりました。
家に上がってからも生活動作をしてもらいトイレと浴室の入り口に手すり、
片手で紙を切れる紙巻器を追加で付ける事になりました。
スロープ工事中


片手でトイレットペーパーが切れる「おくだけ」です
追加工事も終わり最後の一時外泊でMさんと家族の方達に動作を再度確認して頂き無事に工事が完了しました。
スロープ完成
実際に使えるか体験しました
今回の工事に限らず丸浜では、
医療関係、福祉用具の業者さんなどと上手く連携をとり工事を進めていきます。
それが間違いの無い介護リフォームと本人さん、ご家族の方にとって住みやすい家造りだと思っています。

今後、在宅で生活していく中で困り事が出てくると思いますので
その時はしっかりフォローさせて頂きます(^_^)

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