トイレのバリアフリーリフォームと増築工事が完了しました。

皆さんこんにちは！
寒くなってきましたね。
今年も残すところあと約1ヶ月です。早いですね！

さて現場の方はというと先日、浜田市のK様邸トイレリフォームと
増築工事が無事に完了しました。

こちらK様邸ですが約2年前に汲み取りトイレの改修と子供も大きくなってきて部屋も増やしたいので本屋の横に使われていない長屋がありこれを利用できるかどうか相談を受けました。

①解体をして新しい家を建てるか？

②修繕をして住めるようにするか？

①→裏山が浜田市指定の急傾斜地の為、コンクリート擁壁等で補強をしないと
　　　家を建てる事ができない。

②→非常に湿気が多い事と長年人が住んでいない為に屋根や内部の腐食が進んでいた。
　　　また長屋と本屋の床に約50cmの高低差がありバリアフリーにならない。

問題も多くなかなか話しが進みませんでしたが、
浜田市や建築士さん、他の工務店さんなどから情報を集めてKさんと打合せを重ねた結果、

・長屋は解体し、駐車場と合併浄化槽を作って本屋のトイレは水洗化に！
　10㎡未満の増築だと建築確認申請が不要なので1部屋を増築する。
　水はけが非常に悪いので側溝の設置と掃除がしやすいように整備する事になりました。

工事着工です。まずは長屋を解体して、

裏山の竹や立木などを伐採！

今年の豪雨も重なり家の屋根に竹や立木が倒れかかっていて枯葉などが落ち雨どいは詰まっていました。

日当たりが悪かったので家の裏は湿気でいつもジメジメした状態でした。

大分スッキリしました！竹を1ｍほど残しているのは根元まで切ってしまうと腐って山が崩れてしまう可能性がある為です。

側溝の施工状況。岩盤なので機械で掘削しました。

それから本屋のトイレ工事です。
Kさんのお宅には高齢で足腰の弱ったおばあちゃんと小学生2人が居られます。
トイレは誰でも使いやすいように
①和式から洋式にしました
②間取りを変えて開き戸から片引き戸へ変更
③入口の段差を無くしました(敷居の撤去)
④手すりの取り付けをしました。

間取りを変えてトイレリフォームの完成です♪

 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↓↓↓　和式から洋式へ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↓↓↓トイレと増築した部屋の入口

 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↓↓↓玄関から見たホール

紙巻器兼立上り用手すりを合わせた優れもの

トイレリフォーム後は増築工事です。

小規模の増築ですが、快適に暮らせる工夫が充実しています。

屋根と壁には従来の透湿・防水シートに遮熱機能を追加したシートを張り夏の炎天下でも部屋の中が暑くならないようにしました。

とても湿気が多いので「調湿木炭の炭八」を床下に敷き詰め湿気対策もバッチリ！

壁・天井はピンク色が特徴の石膏ボード「ハイクリンボード」を張りました。

このハイクリンボード、他の石膏ボードとは違うところがあるのですが、
「シックハウス症候群」の原因となっているホルムアルデヒドを吸収し、
さらに分解し低減してくれます。

駐車場や本屋裏のコンクリート工事も順調に進みました。

落ち葉や土砂などが溜まって水はけが非常に悪い状態でした

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↓↓↓

コンクリートで勾配をとって水が溜まらないようにし、落ち葉や土が溜まればホウキで掃除がしやすいように計画！

工事の記念としてお子様に手作りのトイレ収納棚の壁と外の水汲み場の仕上げをしてもらいました。壁材は珪藻土の「MPパウダー」を使用しました。

｢毎日笑顔　HAPPY」かわいいですね♪

貝殻やビーズがいっぱい！茶碗のかけらもありました(笑)

掃除もしやすくなって、広くなったお庭で子供達の好きなサッカーや山登りが出来る様になりました(^―^)

寒い事など関係ない子供達！子供達の笑顔を見るとうれしくなりますね！

着工前

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↓↓↓

完成で～す！！

出窓やニッチ(壁にあるへこんだ部分)を設け少しでも物を置けるような工夫をしました。

窓はYKKａｐの複層ガラス「フレミング」

家のすぐ前は国道で車の騒音もありますが部屋の中は静かで快適です。

床のフローリングは大建工業の「エクオスロッゾ」

傷や汚れがつきにくく車椅子もOK！！

最後に、おばあちゃんに見せて頂いた昭和36年頃の長屋の写真！

「なつかしいね～」と昔話を聞きながらしばしの雑談。
とても楽しいひとときでした(笑)

K様ありがとうございました。